中国浙江省紹興市はこのほど、2025年における同市の生物多様性基礎調査の中間成果を発表した。市内でこれまでに確認された生物種は計5954種に上り、昨年から24.4%増加した。中国新聞網が伝えた。
生物多様性は人類の生存と発展を支える基盤だ。2024年10月に開かれた国連「生物多様性条約」第16回締約国会議(COP16)の期間中、紹興市は世界の「生物多様性魅力都市」に選ばれた。
同市で確認された5954種の生物のうち、高等植物が2526種、陸生動物が474種、水生生物が1438種、大型菌類が258種、外来種が15種となっている。
紹興市はここ数年、生態環境と生物多様性の保護を継続的に推進しており、生物多様性体験拠点や生物多様性に配慮した企業の育成にも積極的に取り組んでいる。公式発表によると、同市の生物多様性友好指数は浙江省内で最も高い伸び率となっている。

(画像提供:人民網)