中国四川省成都市で10~12日、第2回「一帯一路」科学技術交流大会が開かれ、「イノベーションの道を共に築き、協力と発展を共に促進」をテーマに、多層的かつ多分野にわたる科学技術交流・協力の枠組み構築が進められた。会期中は、産業・大学・研究機関・ユーザーを結ぶ「産学研用」連携のプラットフォームが複数紹介され、各分野での協力事例や研究成果も公開された。科技日報が伝えた。
一帯一路における科学技術イノベーション協力は近年、深化しており、さまざまな成果を上げている。統計によると、中国は80以上の一帯一路共同建設国と政府間科学技術協力協定を締結し、70以上の一帯一路共同実験室を建設し、共同建設国向けに10カ所の国際技術移転センターを設立している。
中央アジアや中東、東南アジア、アフリカなど、科学技術イノベーション協力が進められている。ラオスでは、中国企業が建設した「太陽光発電+エネルギー貯蔵」プロジェクトが、現地の電力供給を効果的に改善した。サウジアラビアでは、中国が開発したAI技術「DeepSeek(ディープシーク)」がサウジアラムコに導入され、サウジアラビアのエネルギー産業のスマート化・高度化に重要なサポートを提供している。このように、科学技術イノベーション協力は、一帯一路協力の重要な構成要素となっている。