2025年06月16日-06月20日
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北京市、高度自動運転実証エリアを600平方キロに拡大

2025年06月20日

 中国北京市が推進する「車・道路・クラウド統合型」高度自動運転実証エリアは、同市経済開発区、通州区、順義区の計600平方キロの整備が完了した。中国新聞網が伝えた。

 北京市科学技術委員会および中関村管理委員会双新センターの関係者は、「北京市は自動運転分野の発展が早く、車・道路・クラウド統合技術の導入、完成車メーカーのスマート化転換、コア部品のブレイクスルーなどの面で一定の基盤と優位性を備えている。北京の自動車メーカーはスマート化レベルで先行しており、2024年にはレベル2の自動運転機能を搭載した乗用車の普及率が57.3%に達した。北京市の重点企業である小米(シャオミ)汽車や理想汽車などは、全車種でレベル2の運転支援機能を標準搭載しており、エンドツーエンドの大規模AIモデルの活用も実現し、スマート化レベルで国内を牽引している」と説明した。

 関係者はさらに、「北京は半導体チップやソフトウェア産業で体系的な強みを持っている。地平線(Horizon Robotics)は24年に、独自ブランドの運転支援ソリューション市場シェア1位となった。芯馳科技(SemiDrive)のコックピットSoCチップ『X9』は、国際的な主流コックピットプラットフォームに匹敵する性能を持つ。馭勢科技(UISEE)の運転支援ドメインコントローラーは国産化率が84%に達し、無人配送などの分野で小規模な応用が実施されている」と紹介した。

(画像提供:人民網)

 
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