中国チベット自治区当雄県にある金絲野生ヤク繁殖拠点で10日、初のクローンヤクが帝王切開により誕生した。体重は33.5キロで、ヤクの赤ちゃんの平均サイズよりも大きい。新華網が伝えた。
この成果は浙江大学の方盛国氏のチームとチベット自治区高原生物研究所の共同研究による。研究者は2023年7月から2年間、高原の低酸素環境や実験設備の不足といった課題を克服し、全ゲノム選択と体細胞クローン技術を組み合わせることで、初のクローンヤクの誕生を成功させた。
誕生したヤクは、自力で歩行できており、現在の健康状態は良好だという。

(画像提供:人民網)