吉林化繊集団は、中国国内で最大規模の炭素繊維生産拠点を運営している。同社では製品の種類が多様化し、産業チェーンの整備も進み、炭素繊維の国内市場におけるシェアは約45%となっている。中国新聞網が伝えた。
ここ数年、同社は炭素繊維産業チェーンの統合的な展開を進めており、用途の拡大にも取り組んでいる。すでに、風力発電、軽量化材料、熱場材料、工業製品、航空宇宙、スポーツ・レジャーの6分野で製品化を進めており、複合材料製品の売上は炭素繊維事業全体の45%を占めている。
炭素繊維は炭素含有量が90%以上の新型高性能素材で、比重は鋼の4分の1以下、強度は鋼の7~9倍に及び、「人工鋼」や「黒い黄金」とも称される。

(画像提供:人民網)