2025年08月18日-08月22日
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宇宙ステーション船外服B、「4年20回」の目標を達成

2025年08月22日

 有人宇宙船「神舟20号」の宇宙飛行士チームが15日に完了した3回目の船外活動において、宇宙飛行士の陳冬氏が着用した宇宙ステーション船外服Bは、累計20回の船外活動を支え、中国の宇宙ステーションで初めて「4年20回」の目標を達成したことが18日、中国宇宙飛行士科学研究訓練センターへの取材で分かった。科技日報が伝えた。

 現在、この装備は11人の宇宙飛行士によって8回の有人飛行ミッションで使われており、動的かつ精密な評価によって安定した状態が確認されている。

 船外服は、宇宙飛行士が安全かつ効率的に船外活動を行うための中核装備として、その機能と性能は大幅に向上している。初代船外服と比べて、長寿命化、高い信頼性、効率的な作業支援などの重要技術が進展し、宇宙ステーション建設期や運用期の船外活動ミッションを強力に保証している。

 宇宙ステーション船外服は、初めて軌道上で寿命評価を行い使用された飛行製品となった。2024年初めまで軌道上で使用されていた船外服は「3年15回」という寿命設計指標の限界に近づいていた。残余寿命を正確に評価するため、チームは科学的で合理的な寿命評価・健康モニタリング案と、軌道上での検査方法を策定した。さらに、軌道上と地上試験データを徹底的に分析し、材料および製品レベルの検証試験を大規模で実施することで、船外服の軌道上における健康状態と動的かつ精密な評価を実現。これにより、船外服は軌道上で寿命評価を行い、延命使用された初の飛行製品となり、使用の安全性と信頼性を確保した。

 宇宙貨物船「天舟9号」で軌道上に運ばれた新型船外服D・Eの2着は、開封検査を終えて良好な状態が確認されており、今後の船外活動で順次投入される予定だ。

 
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