2025年10月01日-10月03日
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2000ボルト太陽光発電実証・認証拠点、海南省に設立

2025年10月02日

 中国質量認証センターなどが共催する「太陽光発電実証・認証ならびに2000ボルト太陽光発電技術イノベーションシンポジウム」が開かれ、2000ボルト太陽光発電実証・認証拠点が海南省文昌市に設立されることが明らかになった。建設と運営は、大唐海南能源開発有限公司が請け負う。新華社が伝えた。

 太陽光発電産業は高度化した発展モデルへの移行において、2000ボルトなどの高電圧技術の普及に向けた統一的な標準体系が存在しないという問題を抱えている。2000ボルト太陽光発電技術は未来の大型地上発電所の発展方向性となるもので、従来の1500ボルトシステムよりケーブル使用量が少なく、発電コストが低いが、長期的な運転の安定性、極端な環境への適応性、設備の互換性に対する実証が不足している。

 大唐文昌太陽光発電実証拠点では、高温多湿や高塩霧といった典型的な気候環境下で、太陽光発電製品の長期的な信頼性の検証を体系的に実施する。統一された試験の境界条件下で、発電性能や日射量など20項目以上のパラメータをリアルタイムに観測することで、太陽光発電モジュール、インバーター、架台などの主要機器に実証に基づく屋外運転データを提供する。そして製品選定、技術更新、投資判断を支援し、太陽光発電産業の「量」の拡大から「質」の向上への高度化を促進する。

 
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