中国の有人宇宙船「神舟20号」の宇宙飛行士は9月26日、4回目の船外活動を無事完了した。新華社が伝えた。
中国有人宇宙プロジェクト弁公室によると、「神舟20号」宇宙飛行士の陳冬氏、陳中瑞氏、王傑氏は、地上研究者の支援の下、約6時間にわたる船外活動を行い、所定の船外ミッションを実施した。船外活動を担当した陳中瑞氏、王氏は安全に帰還し、活動は無事完了した。
今回の船外活動では、陳中瑞氏と王氏が宇宙ステーションのデブリ防護装置の設置、船外設備の巡視・点検などを行った。中国で第3期宇宙飛行士2人が共同で船外作業を完了したのは初めてとなる。これにより、神舟20号の宇宙飛行士はすでに4回の船外活動を完了し、中国で最も多く船外活動を実施した宇宙飛行士チームの一つとなった。
現在、神舟20号の宇宙飛行士チームは軌道上に150日以上滞在しており、今後は計画に従い、多数の科学実験や技術試験を行う予定だ。

(画像提供:人民網)