グローバルフィンテックセンター指数（2025）、上海が世界2位に
2025年12月05日
第7回上海フィンテック国際フォーラムで「グローバルフィンテックセンター指数（2025）」が発表され、上海が世界2位となった。中国新聞網が伝えた。
この指数は、上海金融科学技術産業連盟が中心となり、華東師範大学が学術支援を提供して作成されたもの。産業、技術、人材、制度、環境の指標を用いて、世界22都市のフィンテックの総合的な水準と、金融とAI（人工知能）が互いに影響を与えて発展する可能性を分析している。
結果では、ニューヨーク、上海、北京、サンフランシスコ（シリコンバレー）が上位4都市に入り、フィンテック分野で重要な都市として位置づけられた。上海は整った金融システムと多様な利用シーンが背景となり、個人向けAI活用型資産管理、小規模・零細企業向けデジタル融資、デジタル人民元の越境決済などで、大規模化と商用化が進んでいる。こうした取り組みが課題対応の一助となり、従来型の金融センターからテクノロジー活用型への移行を示す例となっている。
同指数の発表は今回で3回目となる。
（画像提供：人民網）
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