中国上海市で7日に開かれたイベント「『AI+交通運輸』上海リリース2025」で、同市のテクノロジーイノベーションに関する取り組みが紹介された。中央テレビニュースが伝えた。
イベントでは複数の進展が紹介された。例えば、上海市と江蘇省のスマートコネクテッドカーのテストと応用の連携が実現し、地域産業の協調や自動運転の商用化が一段と進む見通しとなった。また、浦東新区、閔行区、虹橋ハブの自動運転テスト用道路が新たに開放され、上海市で利用可能なテスト用道路は3173本、総延長は5238.82キロとなり、市域面積のおよそ3分の1をカバーする規模になった。
さらに、中国で初めてとなる大都市全域の交通信号データを開放・活用する管理プラットフォームも公表された。交差点約7600カ所のリアルタイム信号データが、高度運転自動化技術の研究開発や量産化に活用される見込みだ。