中国で設計・建造されたメタノール二元燃料エンジン搭載スマート超大型タンカー「凱拓号」が22日、遼寧省大連市で引き渡された。中央テレビニュースアプリが伝えた。
同船は、中国船舶大連造船が開発した第8世代の超大型原油タンカー(VLCC)で、中国船級社(CCS)による船級登録を受けている。全長は約333メートルで、約210万バレルの原油が輸送可能という。耐航性や入港適性、排出低減、運航管理の高度化を想定した設計が採用されており、今後は中東-極東航路での運航が予定されている。
推進システムには、メタノール二元燃料メインエンジンおよびメタノール燃料供給システムが採用されている。従来の燃料油と比較した場合、二酸化炭素排出量は最大92%、硫黄酸化物(SOx)は99%の削減が可能とされている。また、船舶運航を支援するため、船舶基盤プラットフォーム、液体貨物管理システム、機関室の運用・保守支援システムなどが搭載されている。