【北京共同】中国国家統計局が16日発表した11月の消費動向を示す小売売上高は前年同月比で3.0%増となった。伸び率は10月より1.8ポイント下落し、3カ月ぶりに伸びが鈍化した。中国政府は景気対策を強化しているが、内需が依然として弱い状況が浮き彫りとなった。
品目別に見ると、政府が買い替え促進策を実施している自動車は6.6%増えた一方、化粧品は26.4%減少した。飲料や酒・たばこもマイナスだった。
一方で工業生産は5.4%増となり、伸び率は10月から0.1ポイント拡大した。
北京市内のレストランで入店を待つ人たち=11月(共同)