【上海共同】中国自動車工業協会は11日、3月の国内新車販売台数が前年同月比9.9%増の240万9千台だったと発表した。政府の消費振興策が追い風となった。ただ今後の見通しについては、トランプ米政権の対中関税などを念頭に、業界全体の環境の悪化に懸念を示した。
輸出は1.0%増の50万7千台だった。国内販売と輸出の合計は8.2%増えた。
国内販売のうち電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)など「新エネルギー車」は42.3%増の107万9千台と伸びた。国内販売全体に占める新エネ車の比率は44.8%だった。
日系大手3社の3月の販売台数は、トヨタ自動車が2カ月連続プラスと好調だった一方、ホンダ、日産自動車はマイナスが続いている。
小米科技(シャオミ)の車=2024年11月、中国広東省広州(共同)