第7回研究会「バイオミメティックスに学ぶ機能材料」他/講師:江雷、顧忠沢、只金芳(2008年2月26日開催)
科学技術振興機構(JST)中国総合研究センター主催の第7回研究会は2月26日(火)JSTにて開催されました。
講師にお迎えした3名の先生方は、中国科学院化学研究所・江雷教授、中国東南大学生物科学・医学工程学部・顧忠沢教授、中国科学院理化技術研究所・只金芳教授です。
3名の講師はいずれも酸化チタン光触媒の反応を世界で最初に発見した 藤嶋昭東京大学特別栄誉教授(現在、財団法人神奈川科学技術アカデミー理事長、JST中国総合研究センターセンター長)の東京大学工学部藤嶋昭研究室に1990年代初めに国費留学し、現在中国科学技術研究分野の第一線で活躍されている方々です。まず、江雷教授より 「バイオミメティックスに学ぶ機能材料」をテーマとした講演が行われ、続いて、顧 忠沢教授より「 医学にも応用できるナノマテリアルの最新情報」、只 金芳教授より「 光触媒の中国での現状とダイヤモンド電極の新しい応用」について講演が行われました。
講演の後、活発な質疑応答が行われました。
江雷教授ら3名の方は、2006年12月北京で開催された「藤嶋昭教授を囲む日中研究交流会」に参加し、光触媒における研究成果を発表されています。今回の講演は、その後の光触媒研究の成果や中国の最新の研究動向を日本の関係者に知らせる良い機会となりました。
研究会には、官公庁、大学、研究機関、企業、報道機関、及びJSTなど多数の関係者が参加しました。今回の講演記録は、別途整理の上、中国総合研究センターのホームページに掲載する予定です。
(中国総合研究センター フェロー 内野秀雄 記)