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【16-001】程永華大使夫妻 沖村憲樹JST特別顧問の中国国際科学技術合作賞受賞祝賀会を開催

2016年 2月25日 中国総合研究交流センター編集部

 2月18日、中華人民共和国駐日本国大使館は、沖村憲樹科学技術振興機構(JST)特別顧問の中国国際科学技術合作賞受賞祝賀会を開催した。

 沖村特別顧問はさる1月8日、北京の人民大会堂で中国国際科学技術合作賞を受賞した。この賞は国務院が設立したもので、中国の科学技術事業に対し大きく貢献した外国人、海外の組織が対象となり、こ れまで17ヵ国の101名の外国籍専門家と2つの国際的組織がこの賞を授与され、沖村特別顧問は日本人として12人目の受賞となる。

 祝賀会に先立ち、程永華駐日本特命全権大使との懇談の場が設けられた。懇談には沖村特別顧問のほか、大使夫人の汪婉参事官、阮湘平公使参事官、アジア婦人友好会の高村治子会長(高村自民党副総裁夫人)、山 東昭子参議院議員、伊佐進一衆議院議員、元文部科学大臣・元東京大学総長の有馬朗人JST中国総合研究交流センター(CRCC)センター長、元文部科学大臣の遠山敦子トヨタ財団理事長、文 部科学省の土屋定之事務次官、日本学術振興会の安西祐一郎理事長、国際高等研究所の長尾真所長、麻布大学獣医学部の黄鴻堅教授が参加した。

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写真1 程大使(右)と懇談する沖村特別顧問(左)

 程大使からあらためて今回の受賞を祝福され、固い握手を交わした沖村特別顧問は、最近のCRCCが行っているアジア青少年交流事業「さくらサイエンスプラン」や、日中間の大学・研究機関の交流事業、中 国で発行された科学技術関連文献・日本で発行された中国研究論文のデータベース事業などについて説明すると、程大使はその成果に非常に関心を示していた。また近年の中国の科学技術分野における著しい発展や、日 本の科学技術研究、教育の現場での問題をどう解決するかなどについても参加者全員で議論した。

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写真2 懇談会の様子

 祝賀会では、冒頭、程大使より祝辞が述べられ、沖村特別顧問のこれまでの日中間科学技術交流、協力の促進、また近年の青少年科学技術交流「さくらサイエンスプラン」などの貢献について、中 国政府が非常に高く評価したことを強調した。

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写真3 お祝いのスピーチを行う程大使

 また土屋事務次官は祝辞で、沖村特別顧問のこれまでの日中科学技術交流への功績を称え、今後の日中間の科学技術交流がさらに深まり発展するためには、ますます沖村特別顧問の活躍が必要であると述べた。

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写真4 土屋事務次官による祝辞

 沖村特別顧問は、程大使および中国大使館へ祝賀会開催に対し感謝の意を述べ、同時に文部科学省やJSTによる支援にも謝意を表した。また北京での授与式を振り返り、習近平国家主席、李 克強首相と握手した際のエピソードなども披露した。

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写真5 答礼する沖村特別顧問

 来賓の祝辞では、同賞を2008年に受賞した有馬センター長が登壇し、沖村特別顧問の受賞を祝うとともに、日本と中国が手を取り合い協力することの重要性を説き、今後の日中関係の改善と発展を願った。

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写真6 有馬センター長による祝辞

 祝賀会には文部科学省、外務省、経済産業省、内閣府などの省庁、理化学研究所、宇宙航空研究開発機構、海洋研究開発機構など科学技術関連機関、日中経済協会、日中友好会館など日中交流事業関連団体、東 京理科大学、中央大学をはじめとする大学など関係者100人以上が出席し、大いに盛り上がった。

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写真7 文部科学省の板倉周一郎審議官(右)と理化学研究所の加藤重治理事(左)

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写真8 汪婉大使夫人とのツーショット

 また日本国内および中国のテレビ、新聞社などメディアも多数集まり、積極的な取材が行われ、各社の媒体で一斉に報道された。特に大連電視台は祝賀会の模様を終始撮影しつづけ、沖 村特別顧問に対する単独インタビューも行った。

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写真9 大連電視台の取材に応じる沖村特別顧問

 祝賀会は終始参加者の笑顔が絶えず、和やかなムードであり、参加者間の交流が深まり大変意義のあるひとときとなった。