専利(特許・実用新案・意匠)紛争行政法執行案件(受理)の統計(2012~2016年)
専利紛争行政法執行案件は年々増加していることに鑑みれば、中国における権利侵害行為は、単純な商標侵害から、より技術的に高度・複雑な専利侵害へと模倣行為の傾向が強くなっていることが伺え、専 利侵害対策の重要性が高くなっている。
年度 | 合計 | 紛争種別 | |
侵害紛争※1 | その他の紛争※2 | ||
2012 | 2,493 | 2,225 | 268 |
2013 | 5,056 | 4,684 | 372 |
2014 | 8,220 | 7,671 | 549 |
2015 | 14,607 | 14,202 | 405 |
2016 | 20,859 | 20,351 | 508 |
※1 専利の侵害紛争を指す。行政法執行では、専利侵害紛争案件において、一般的に、侵害行為の差止命令を下すといった処理を行うことが多くある。専 利侵害に関する行政法執行について、権利者側から見れば、外観設計専利や実用新案専利などの外観から侵害判断が容易であり、かつ、侵害規模が大きくない等の理由により、訴 訟を提起しても高額の損害賠償が期待できないようなケースにおいて、迅速かつ訴訟より低コストで侵害行為を停止させる手段と一般的に位置付けている。
※2 その他の紛争とは、権利帰属紛争、奨励報酬紛争、発明者資格紛争などになる。
出所:2012~2016専利統計年報 http://www.sipo.gov.cn/tjxx/gjzscqjtjnb/index.htm