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知的財産 Index

 近年、中国における知的財産の動きは、単なる模倣対策関連の話題のみならず、日米を上回る専利※出願件数や知財関連訴訟件数といった話題も多くなった。また、中国政府としても、知財大国から知財強国へ、更 なる成長を成し遂げるべく、各種具体的な政策を打ち出している。この点、中国における各種知財情報について、特に各種統計データについて、日本の皆様は、そ もそもタイムリーにこれを把握しにくいことが多いと思われるため、こうした背景のもと、今回、近年の中国各種知財情報の生の統計を中心に調査のうえ、以下の報告を制作した。特に注目すべき点としては、近 年の各種権利の出願件数の増加、各権利に関する知財紛争件数の増加、及び、模倣品摘発案件の減少であり、これらデータに鑑みれば、中国知財環境の変化を伺うことができると思われる。

※中国の専利法は特許権者の合法的な権利を保護すること、発明創造を奨励すること等を目的としている。本法でいう「専利」とは日本の「特許」( 発明)、「実用新案」、「意匠」(外観設計)に当たる。

中国の知的財産

特許

(1)専利(特許・実用新案・意匠)出願受理情報の統計


(2)専利(特許・実用新案・意匠)有効状況の統計


(3)専利(特許・実用新案・意匠)行政法執行状況の統計

※行政機関にて、専利権に関する違法行為などを処理するための行政手段。この点、特 許をはじめとする専利権の付与や審判の審理等行うのは国家知識産権局であるが、行政法執行を行うのは、各地に存在する地方の知識産権局になる。

商標

(4)商標出願・登録・異議申立・無効審判・行政訴訟等の件数統計


(5)区分毎の商標出願件数の統計


(6)模倣品摘発件数・渉外模倣品摘発案件数・案件価値・罰金の統計

※ 当該統計は、デッドコピー品の製造、販売、商標類似品の製造、販売、商標標識の製造、販売、商標権侵害行為幇助など商標侵害行為の摘発案件に関する案件数、案件価値、罰金の統計となる。

著作権

(7)著作権登録件数の統計

※ 中国において、著作権の初歩帰属を証明するために、著作権の登録制度が存在し、かかる登録管理を行っているのは版権保護センターである。この点、特に著作権侵害紛争などの際、当該登録を予め行ったほうが、著作権の帰属についてより簡単に証明でき、権利行使が有利になることがある。

知財訴訟

(8)権利種別毎の受理件数、審決件数

特許流通

(9)特許ライセンス・譲渡の統計


基本計画

(10)中国の五ヵ年計画中の知財関連情報

知的財産関連調査報告書

中国知財戦略に関する調査(2017年3月)

中国の知的財産権制度と運用および技術移転の現状(2010年1月)