2009年07月20日-07月24日
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中国 回転翼無人航空機の研究で重要な進展

2009年07月21日

 中国科学院瀋陽自動化研究所などの機関は、国の「ハイテク研究発展計画」(863計画)のサポートの下、共同で積載量がそれぞれ15キロ、40キロ、120キロの回転翼飛行ロボット(無人航空機)を 開発し、テストフライトを重ねた。実験により、同機の性能が良好であることが実証され、初歩的に実用化の目処がたった。科学技術部のウェブサイトが21日に伝えた。

 回転翼無人航空機の自律制御問題は、現在国内外の制御分野で研究されている焦点・難点のひとつであり、軍事・民用的価値が非常に大きいため、世界各界でますます注目を集めている。

 中国科学院瀋陽自動化研究所ロボット学実験室は863計画のサポートの下、理論研究から、フライト実験・検証、プロジェクトへの応用と、一連の重要な成果をあげた。また、知 的所有権を有する機体と操縦機を研究・開発し、関連の学術論文を30編以上発表、国家特許を多数申請した。

 テストシステムが初歩的にシリーズ化、多様化され、回転翼無人航空機シリーズのプラットフォームが打ち立てられたことで、中国の回転翼無人航空機研究は新たな段階に入った。

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