第1回世界青年地球科学者大会が25日、北京の中国地質大学で開幕した。テーマは「青年地球科学者の社会への貢献」。40カ国・地域から300人以上の青年代表が国際的な交流と協力の促進に向け、力 を合わせる。科学網が26日伝えた。
4日間の会期中、口頭報告やラウンドテーブル形式の議論を通じて、世界的な意義をもつ科学的な問題や社会問題について検討する。口頭報告や会議では地質災害、地球と健康、気候、エネルギー、固体鉱物、大 都市、地球深部、海洋、土壌、地球と生命といった国際惑星地球年の10テーマをめぐって話し合いを行う。
ラウンドテーブル討論会では自然災害、気候変動科学、自然資源とエネルギーの持続可能な利用、中国の地学哲学、地球科学の持続可能な教育、地球科学と社会実践の結合、地質分野の就業の試練とチャンス、女 性の地学従事者の社会貢献といった現実的な意義をもつ科学的な問題や社会問題など8つのテーマについて議論する。会議後には北京周口店で野外地質調査が行われる予定。