2009年12月01日-12月04日
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中国の全光ファイバーレーザー技術の研究に進展

2009年12月01日

 中国科学院西安光学精密機械研究所と光子技術国家重点実験室の大出力光ファイバーレーザー研究チームが手がける全光ファイバーレーザー技術研究に重要な段階的進展があった。国 内の全光ファイバーレーザー発生装置の研究としては最高水準の出力電力が1キロワット以上、光から光への変換効率が62%に達した。今後、出 力電力がさらに高い全光ファイバーレーザー発生装置の開発に必要な技術的な基礎を固めた。科学時報が30日伝えた。

 この大出力光ファイバーレーザー発生装置は高効率で、ビームの質がよく、安定性が高く、メンテナンスが必要ないなどのメリットがあることから、工業加工や国防などの分野で幅広く利用されており、国 内外のレーザーメーカーや研究機関が競って研究を進めている。ここ数年、中国科学院西安光学精密機械研究所はこの分野で比較的速い発展を遂げている。

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