2009年12月21日-12月25日
トップ  > 科学技術ニュース>  2009年12月21日-12月25日 >  海洋調査船「科学1号」、青島へ帰還

海洋調査船「科学1号」、青島へ帰還

2009年12月25日

 中国科学院海洋研究所の海洋科学総合調査船「科学1号」が今年の近海科学調査開放航海(秋季)を無事終え、24日午前8時30分に青島に帰還した。新華社のウェブサイト「新華網」が24日伝えた。

 今回の調査活動は、中国海洋大学南京大学、中国科技大学、山東大学、中国電波伝播研究所、中国科学院海洋研究所といった6つの大学・研究機関の研究員45人が参加し、1 3カ所の断面と79地点の物理海洋や海洋気象、海洋生物、海洋科学、海洋地質など専門調査を実施すると同時に、中国科学院のプロジェクトを展開し、大連・獐子島付近の海域に浮遊する生物のサンプルを採取した。

 今回の調査活動は37日間におよび、5000海里以上を航行。東中国海や黄海などの海域で長江の淡水流入や黄海冷水団、黄海暖流など典型的な現象をめぐって科学調査が行われた。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます