第26次南極観測隊は8日、グローブ山地域で292個の隕石を収集した。これで中国が南極で獲得した隕石は1万個を突破した。新華社のウェブサイト「新華網」が9日伝えた。
隕石研究に携わる観測隊員で中国科学院地質・地球物理研究所の胡森氏の統計によると、観測隊がこの日に収集した隕石の多くは普通球粒隕石で総重量約7.5キロ、最も重いものは698.93グラム、最 も軽いものは0.12グラムだったという。
中山基地から直線で約400キロメートル離れたグローブ山地域は地球で隕石が最も多い地域だとされている。1998年から2006年にかけて中国 はグローブ山で4回の科学調査を行い、計 9834個の隕石を収集、日本と米国に次ぎ、隕石の保有数が最も多い。