国務院南水北調弁公室の張野副主任は河南省南陽市湍河の水路橋工事現場において25日、「南水北調(南部の水を北部に送水)」プロジェクト・中央ルートの黄河以南区間の建設工事が全面的に着工したことを宣言した。これにより、黄河南岸の黄河横断工事が完了しただけでなく、中央ルート幹線の主体工事がすべて着工したこととなる。南水北調プロジェクトの建設目標によると、中央ルートの一期工事は2013年末に竣工し、2014年の増水期後に通水する計画だ。人民日報海外版が26日に伝えた。
国務院南水北調弁公室の統計によると、2011年3月末現在、南水北調の東ルート、中央ルートの一期工事の投資総額は累計1149億8千万元(初期設計の14億2千万元を含む)に達している。うち、中央予算からの投資は232億7千万元、中央予算内の専用資金(国債)は106億5千万元、南水北調プロジェクト基金は112億元、国家重大水利プロジェクト建設基金は358億8千万元、借款は339億8千万元。