2011年06月20日-06月24日
トップ  > 科学技術ニュース>  2011年06月20日-06月24日 >  北京の科学技術競争力、中国大陸部でトップ

北京の科学技術競争力、中国大陸部でトップ

2011年06月21日

 中国社会科学院が発表した最新の統計データによると、北京市の科学技術競争力が中国大陸部でトップであることがわかった。また、北京市科学技術委員会のデータによると、中国の両院(中国科学院及び中国工程院)院士の半数以上が北京にいるほか、域内総生産の5.5%が研究開発に使われている。中国新聞網が21日に伝えた。

 昨年、北京市の研究開発支出は前年比13.4%増の758億元で、域内総生産の5.5%を占めた。市のハイテク産業、科学技術サービス業、情報サービス業の増加値は3021億6千万元に達した。中国の両院(中国科学院及び中国工程院)院士の半数以上が北京に在住しており、北京市在住の科学者とエンジニアは計36万人に上る。北京には国家重点実験室が86カ所あり、全国の28.1%を占める。国家工程実験室は32カ所で、全国の43.2%を占める。北京市の特許出願件数は2005年の2万2572件から昨年は5万7296件に増え、年平均増加率は20.5%に達する。北京市では昨年、72プロジェクトが国家自然科学賞、国家技術発明賞、国家科技進歩賞を獲得し、全国のプロジェクト受賞総数の26%を占め、全国トップとなった。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます