農業部は5日のプレスブリーフィングで、強毒性農薬の管理を一層強化し、農産物の安全性と環境への安全性を確保するため、フェナミホスなど代替製品が十分にある強毒性農薬10種類の使用を年内に禁止すると発表した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
農業部は先日関係当局と共に「強毒性農薬の排除と使用禁止の活動計画」をまとめ、国務院に提出した。
計画によると、現在流通している強毒性農薬は段階的に排除、使用禁止。強毒性農薬の新規の登録・生産許可を停止し、野菜、果物、茶葉用の登録を抹消する。フェナミホスなど代替製品が十分にある農薬10種類の使用を年内に禁止し、排除する。理想的な代替製品がまだなく、使用を禁止すると農業生産や社会に大きな影響が生じるメチダチオンなど12種類の強毒性農薬については、科学的な論証と社会・経済への影響の評価をさらに強化し、機会を見て使用禁止手続きに入る。
現在中国で生産、使用されている強毒性農薬は22種類ある。農薬メーカー400社以上の登録製品900点余りが該当し、全て殺虫剤。