全米食品製造者協会(GMA)、米コーネル大学、上海交通大学は20日夜に協力意向書に調印し、APEC地域が直面する食品安全の課題に取り組むべく、共同で学術研究プロジェクトを立ち上げることで合意した。「科技日報」が報じた。
意向書によると、三方はフィージビリティスタディを行った後、食品安全に向けたサプライチェーンに関する検証・研修プロジェクトを始動する。GMAは上述2大学の顧問として、コンサルティングなどを提供する。
GMAは100年あまりの歴史を持ち、コカコーラ、ユニリーバ、P&Gなどの大企業が多数加盟している。GMAのパメラ・G・ベイリー会長兼CEOは調印式で「米国の食品供給はここ数十年間でよりグローバル化し、複雑化した。このようなパートナーシップは食品安全強化の鍵となる」と述べた。
上海交通大学の蔡威副校長、上海交通大学農業・生物学院の唐克軒院長は同校を代表して調印式に出席した。唐院長は「同プロジェクトは学術機関と産業界が協力して世界的な課題に取り組む模範例であり、このような協力はAPEC地域内の食品安全向上に向けた基盤となるだろう」と述べた。