中国科学技術協会、中国科学技術部(省)、中国科学院が指導し、中国人工知能学会が主催した中国人工知能大会2015で、中国科学院院士の譚鉄牛氏は、「人工知能技術は伝統的な業界の構造を覆すほどの影響を及ぼす。スマート技術の応用が、新たな流行となる」と述べた。譚氏は、「ヒト+ロボット」の組み合わせが人工知能の研究の主な方向であり、人類社会の正しい発展方向だと指摘した。光明日報が伝えた。
譚氏によると、中国市場の2014年の産業用ロボットの販売台数は激増し、54%増の5万6000台に達した。中国が独自の知的財産権を持つ文字認識、音声認識、スマート監視カメラ、生体認証、産業用ロボット、娯楽用ロボットなど、スマート技術の多くの成果が、すでに実用化されている。しかし譚氏によると、中国のロボットの「密度」はドイツや日本の10分の1のみで、減速機、サーボモーター、サーボドライバー、コントローラという4大コア部品は依然として輸入に依存している。中国の人工知能の全体的な応用水準は、先進国と比べてまだ低く、ロボットのコア部品の製造技術は更なる改善が必要だ。