中国工業・情報化部(省)の苗圩部長は25日、国務院新聞弁公室の記者会見で、「工業・情報化部は業界内外の9社と共同で5億元(1元は約17.2円)を出資し、駆動用バッテリー研究院もしくは駆動用バッテリーの研究開発プラットフォームの建設を進めている」と発表した。新華社が伝えた。
このほど開かれた国務院常務会議では、駆動用バッテリーの革命的な進展に向けた取り組みを加速する方針が示された。中国自動車工業協会常務副会長の董揚氏は、「これは弱点を補う措置であり、中国が世界平均水準に上り詰めるためには、材料、設備、生産、市場など各方面の共同発展が必要だ」と述べた。
中国の新エネ車の生産台数は累計で50万台弱に達しているが、EVの駆動用バッテリーは一部の先進国に1世代分の差をつけられている。比亜迪(BYD)の他に、バッテリーの研究開発を行っている新エネ車製造メーカーはない。