急成長期を迎えた中国のARグラス市場
2023年08月31日
5G高速通信、モノのインターネット（IoT）、人工知能（AI）、クラウドレンダリングなどの技術の進展に伴い、AR（拡張現実）技術が再びスポットライトを浴び、中国の複数のメーカーが事業展開を加速させている。中国では今、一般向けのARグラス市場が急成長期を迎えている。
業界では、2022年が一般向けARグラスの発展元年で、23年が発展の鍵になる年とされている。市場調査会社CINNO Researchが発表した最新統計データによると、23年第2四半期（4～6月）の中国AR一般向けの製品市場の売上高は前年同期比251％増、前期比19％増の5万2000台で、AR産業は急成長している。
コンサルティング会社の艾瑞諮詢によると、23年に中国の一般向けARグラス出荷量は数十万台を超える見込みだ。30年頃になると、AR産業は既存技術のボトルネックを打ち破り、サプライチェーンが成熟化に向かい、デバイスの単価がさらに値下がりするという。これにより、エンドユーザーの購入意欲を喚起し、最終的に消費市場の規模が拡大する見込みだ。
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