中国広西チワン族自治区でこのほど、同自治区初の新エネルギー車完全水冷式超急速充電スタンドである、南寧国際会展センター竜源南網太陽光貯蔵新エネ超急速モデルプロジェクトが完成、稼働した。5分間の充電で300キロの走行が可能となる。科技日報が伝えた。
同充電スタンドは国家エネルギー集団竜源電力公司と南方電網広西電網公司が共同で建設した。完全水冷式超急速技術を採用し、最高で「毎秒約1キロ」のペースで新エネ車の充電ができる。これにより、充電待ち時間の長さや、長時間・高出力充電による温度上昇などの問題を効果的に解決した。
同自治区はここ数年、新エネルギー推進行動と新エネ車推進3カ年計画(2021~23年)を実施し、全県への充電スタンド設置、全郷への充電ポール設置、全高速道路サービスエリアへの設置を実現した。これまでに自治区内で完成した充電施設は14万4000カ所で、うち公共充電施設が6万5000カ所、バッテリー交換ステーションが59カ所となっており、新エネ車産業の発展を力強く支えている。