第1回「人工知能の夕べ」が開催

2023年09月01日

　中国北京市でこのほど、人民網が主催する「第1回人工知能（AI）の夕べ」が開かれた。イベントではテクノロジーやスマート、未来を感じるプログラムを通じて、AI分野における先進的な成果などが示された。

　中国戯曲学院の大学生とデジタルヒューマン「沐嵐」の「次元を越えたコラボ」によるパフォーマンス「新定軍山」が披露されると、観客から大きな拍手が上がった。

　イベントではデジタルイメージキャラクターの「白沢」が初披露された。これは人民日報社伝播内容認知全国重点実験室と人民中科智能技術有限公司が共同で発表した、コンテンツセキュリティに向けたクロスモーダル知覚（感覚間相互作用）を活用した映像型検索エンジンで、少年のイメージキャラクターを用いて、時空を越えた対話を行う。

　「ロボットマスタースーパー対戦エキシビションマッチ」では、東北大学の「T-DTロボットイノベーションチーム」がマシンビジョンや組み込み式システムデザイン、機械制御、慣性ナビゲーション、ヒューマン・コンピュータ・インタラクション（HCI）といった技術を融合させ、若い世代の科学技術分野における探索と知恵を披露した。

　イベントの最後には、第31回FISUワールドユニバーシティゲームズ（成都ユニバ）の閉会式にも出たパンダロボット「優悠」が登場したほか、一飛智控科技有限公司によるドローン星空アートショーなども行われ、未来におけるAI技術の無限の可能性が示された。

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