中国初の1万トン級太陽光発電グリーン水素直接生産プロジェクトの新疆クチャ(庫車)グリーン水素モデルプロジェクトが8月30日、完成し生産を開始した。関連する太陽光発電所の全容量系統接続の実現に伴い、同プロジェクトはフル稼働でグリーン水素を生産できるようになる。人民日報が伝えた。
同プロジェクトでは、毎年生産される2万トンのグリーン水素のすべてが、近くにある中国石化塔河煉化公司に供給され、二酸化炭素排出量が毎年約48万5000トン削減される。
グリーン水素は太陽光や風力などの再生可能エネルギーの発電によって直接生産されるもので、生産プロセスにおいて温室効果ガスがほぼ発生しない。プロジェクトで用いられる重要設備や重要材料はすべて、中国製となっている。