2023年09月19日-09月22日
トップ  > 科学技術ニュース>  2023年09月19日-09月22日 >  中国、運転アシスト機能付き新車が全体の42%に

中国、運転アシスト機能付き新車が全体の42%に

2023年09月19日

 中国工業・情報化部(省)装備工業一司の郭守剛副司長は、運転アシスト機能が搭載された新車(乗用車)販売台数が今年上半期(1~6月)に全体の42.4%を占め、前年同期比で10ポイント上昇したと明らかにした。経済参考報が伝えた。

 中国国内で既に開放されているスマートコネクテッドカーの試験用道路は1万5000キロ以上で、実施された試験の距離は累計7000万キロ以上に達した。今後は、高速道路など一定の条件下で自動運転できる『レベル3』や、さらに高いレベルの自動運転機能の商業化応用をサポートしていく。

 郭氏は「スマートコネクテッドカーには、モノのインターネット(IoT)、クラウドコンピューティング、ビッグデータ、人工知能(AI)といった多数の革新的技術が駆使されており、世界の新興産業発展の新たな競争の的となっている。中国は近年、スマートコネクテッドカーの産業規模や重要技術、モデル応用の面で多大な成果を挙げている」と述べた。

 重要技術では、新世代E/Eアーキテクチャなどの搭載・応用が実現したほか、運転アシスト機能が搭載された新車が次々と発表されている。

 モデル応用は、自動運転タクシーや自動運転バス、自動駐車機能、幹線物流、無人配送などの各シーンで秩序的に展開されている。

 コネクテッドの発展では、中国全土にテストモデルエリアが17カ所、「スマート都市インフラ+スマートコネクテッドカー」テスト事業都市が16都市、国家車載ネットワーク(IoV)モデルエリアが7カ所設置され、7000キロ以上の一般道においてスマート化アップデート工事が完了している。

 
※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます
 

▼ バックナンバー