中国重慶市にある中国石油化工集団有限公司(中国石化)涪陵シェールガス田でこのほど、生産量が累計600億立方メートルを突破した。新華社が伝えた。
同ガス田は中国初の商業開発大型シェールガス田として、2012年12月に建設開始。14年3月に商業開発が始まった。「川気東送」(四川省の天然ガスを東部地域に輸送するプロジェクト)パイプラインの重要ガス源の一つで、確認された埋蔵量は累計9000億立方メートル近くにのぼっており、1日当たりのシェールガス生産量は約2300万立方メートルとなっている。
同ガス田は開発・建設以来、全産業チェーンの優位性を十分発揮しており、掘削機や破砕ユニットなどの設備を独自開発し、重要設備のすべてを国産化している。
同ガス田はシェールガスの探査・開発、技術・設備、基準・規範、産学研連携などの面で普及可能な経験を提供し、中国のシェールガス産業の質の高い発展を力強く支えており、長江経済ベルト沿線の70以上の都市にクリーンエネルギーを提供している。