2023年10月02日-10月06日
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中国初の時速350km海上高速鉄道が開通

2023年10月02日

 中国で初めて海を跨ぐ高速鉄道で、福建省の福州市とアモイ(廈門)市、漳州市を結ぶ福廈高速鉄道が9月28日に営業運転を開始した。設計時速350キロで、福州とアモイを最短55分で結び、両地域が「1時間生活圏」になる。新華社が伝えた。

 同鉄道は福州南駅を起点とし、莆田市、泉州市、アモイ市、漳州市を経由して、漳州駅に至る全長277キロ。中国国家鉄路集団の関係者によると、同鉄道は京張高速鉄道(北京~張家口間)、京雄都市間鉄道(北京~雄安間)に続くスマート高速鉄道であり、中国の高速鉄道のスマート化がさらに前進し、スマートモビリティ建設に新たな原動力を注入したことを示している。

 福廈高速鉄道の設計担当機関である中鉄第四勘察設計院集団有限公司の孫沢昌BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)チーフエンジニアは「福廈高速鉄道はデジタル化情報モデリングをベースにしたBIM技術などのスマート建造技術を採用し、高速鉄道の設計、施工、運営など全プロセスの一体化管理を実現。全線にわたり『3Dデジタル福廈高速鉄道』を構築した。また、スマートセンシングやスマートIoT(モノのインターネット)、エッジコンピューティング、地理情報など現代情報技術を統合することで、当院が設計した24時間リアルタイムモニタリング管理プラットフォームが稼働しており、福廈高速鉄道の運行安全性を一層保証している」と説明した。

 
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