中国で最も標高の高い風力発電所がフル稼働開始

2023年10月11日

　中国国有発電大手の中国長江三峡集団は5日、国内で最も標高の高い風力発電所であるチベット措美哲古風力発電所で発電機25基のフル稼働と送電が始まったと明らかにした。同発電所では、単体容量3.6メガワット（MW）の発電機が数多く採用されている。科技日報が伝えた。

　同発電所は、ヒマラヤ山脈北麓のチベット自治区山南市措美県哲古鎮に位置し、風力発電機25基が標高5000～5200メートルの高地に設置されている。総発電設備容量は72.6MW。発電機のブレードの直径は160メートルで、風車の中心から地上までの高さは90メートルに達する。標高の高い地域に対応し、紫外線防止や落雷防止、耐低温、凍結防止などの特徴を備えており、現地の風力資源の利用効率を効果的に高めることができるようになっている。

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