中国鉄建によると、掘削直径が13.3メートルの国産超大直径泥水式バランスシールドマシン「京通号」が8日、湖南省長沙市でラインオフした。このシールドマシンは、北京市と河北省唐山市を結ぶ京唐都市間鉄道の運潮減河トンネルの施工で使われ、北京・天津・河北を結ぶ鉄道建設における新たな原動力となる。新華社が伝えた。
北京市通州区に建設される運潮減河トンネルは、京唐都市間鉄道全線で最後に貫通するトンネルで、北京副都心エリア初の高速鉄道大直径シールドトンネルでもある。「京通号」は深さ8.8メートルの非常に浅い地層から西に1285メートル掘進し、運潮減河や路県故城遺跡などを通過して北京副都心駅に到達する。
中鉄十四局プロジェクト現場責任者の孫立軍氏は「シールドマシンの掘進を保証するため、当社と鉄建重工集団が共同で「京通号」を製造した。「京通号」は全長約138メートルで、主要装置の総重量は約1800トンとなる。カッターヘッドに光ファイバー連続・液圧式摩損検査装置を搭載しており、掘進中にカッタービットの摩損をリアルタイムで検査できる。操作時にはシールド掘進パラメータが適時調整でき、掘進効率を高め、施工の安全を保証できる」と説明した。