2023年10月16日-10月20日
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塩・アルカリ耐性稲、新疆で高生産量を実現

2023年10月18日

 中国の国家塩・アルカリ耐性稲技術革新センターは13日、新疆ウイグル自治区アラル市で、塩・アルカリ耐性稲の公開収穫と生産量測定を行った。生産量測定専門家チームの現場での評価を経て、理論上の1ムー(約6.7アール)当たりの生産量は573.8キロとなった。同自治区で塩・アルカリ耐性稲が1万ムーほどの高生産量を実現したのは今回が初めて。新華社が伝えた。

 生産量測定農地は、タクラマカン砂漠の北縁に位置し、1万694ムーの再開墾塩・アルカリ土壌で集中的に栽培が行われた。新疆農業科学院のデータによると、同農地の土壌の塩分濃度は3パーミル以上、pH値は8.5以上で、重度の塩・アルカリ土壌に属する。

 同自治区アクス地区と新疆生産建設兵団第一師団の稲栽培エリアの面積は約40万ムーで、そこで稲は食用栽培だけでなく、塩・アルカリ土壌改良という重要な使命も担っている。塩とアルカリを除去し、田畑輪換(綿花など)を行い、土地の砂漠化を防止し、病虫害を軽減するようにしている。

 同センターの西北センター長を務める新疆農業科学院食糧作物研究所研究員の王奉斌氏は「今回の生産量測定は塩・アルカリ耐性稲品種『新稲36号』を採用し、一般的な塩・アルカリ耐性稲より1ムー当たりで生産量が平均150キロほど増えた」と説明した。

 
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