中国河北省廊坊市で13日、河北人工知能(AI )計算センターの稼働式典兼電子情報産業イノベーション発展大会が行われた。中国放送網が伝えた。
電子情報産業の発展を踏まえ、河北省廊坊市は2022年に省内初のAI 計算センターの建設を開始し、AI の新たな競争力を積極的に構築している。河北AI 計算センタープロジェクトは廊坊市党委員会と市政府が主導し、廊坊経済技術開発区に設立された。投資総額は5億1000万元(1元=約20円)、敷地面積は1ヘクタール、建築面積は2900平方メートル、計画中の計算能力は300ペタFLOPS(1ペタFLOPSは毎秒1000兆回の計算速度)となっている。第1期は100ペタFLOPSを建設。高性能コンピューター50万台の処理能力に相当する。計算センターは今年6月に科学技術部(省)が発行する国家新世代AI 公共計算能力開放イノベーションプラットフォーム(計画中)を取得した。
河北AI 計算センターは4つのプラットフォームを構築し「1センター、4プラットフォーム」構造を形成した。その中で同センターは基本インフラ、ソフトウェアインフラ、ハードウェアインフラの構築を担当する。4つのプラットフォームには公共計算能力プラットフォーム、応用イノベーションインキュベーションプラットフォーム、産業集約発展プラットフォーム、科学研究イノベーション・人材育成プラットフォームが含まれる。