中国広東省広州市で始まった第134回中国輸出入商品交易会（広州交易会）で、グリーン電力協力契約調印式が17日に行われた。広州交易会としては初めて100％グリーン電力供給を実現した。広東省のグリーン電力市場に参加する主体数は現在、累計600以上に達している。中国新聞網が伝えた。
広州電力取引センターはブロックチェーン技術を利用し、交易会会場のグリーン電力供給に対し、調査・検証が可能なトレーサビリティを持たせている。広東電網能源投資公司市場取引部の張騏遥サブマネージャーは、「今回、グリーン電力供給を100％実現した。二酸化炭素の排出を約7655トン削減し、80万本近くの植林に相当する」と述べた。
広東省発展改革委員会と南方電網広東電網公司は今回初めて共同でグリーン電力・グリーン証書取引サービス展示ブースを設置。企業に政策の解説を行い、企業が取引の問い合わせをできるようにした。さらに、12の総合エネルギーサービスプロバイダーを取りまとめ、貿易会社に現場グリーン電力・グリーン証書業務手続きを提供する。展示ブースは環境保護材料を利用して建設されており、回収・再利用率は100％となっている。
南方電網広東電網公司によると、広東省が2021年に再生可能エネルギー電力取引を開始した後、同省のグリーン電力取引規模は52億4000万キロワット時（kWh）に達しており、二酸化炭素の排出を334万3000トン削減し、124万台のガソリン車を1年間休ませた計算になる。