中国浙江省杭州市で22日、第4回アジアパラリンピック競技大会(杭州アジアパラ大会)の開会式が行われ、パラリンピック競泳の徐佳玲選手がスマートハンドを装着し、脳波により聖火台に点火した。科技日報が伝えた。
徐選手がスマートハンドで「桂冠」トーチを握り、ゆっくり聖火台に近づくと、瞬く間に点灯した。
杭州アジアパラ大会開会式総監督の沙暁嵐氏は「ブレイン・マシン・インターフェース技術に対応したロボットハンドが、ランナーがトーチを持つのをサポートした」と説明した。
このスマートハンドは浙江強脳科技有限公司が製造したものだ。スマートハンドは非侵襲的ブレイン・マシン・インターフェース技術を採用し、10の関節と6の駆動自由度を持ち、各指の独立した運動と指の間の柔軟な操作を実現している。強脳科技の関係者は「アジアパラ大会に登場したロボットハンドは、チームが開発したブレイン・マシン・インターフェース分野のスマートアルゴリズムを搭載し、センサーシステムを内蔵している。これにより、筋電信号をリアルタイムで採取し、アルゴリズム処理後にコマンドに変えることで動作モジュールを制御できる」と語った。