有人宇宙船「神舟17号」を載せたキャリアロケット「長征2号F遥17」が北京時間26日に酒泉衛星発射センターで打ち上げられた。約10分後、神舟17号がロケットから切り離され、予定の軌道に入った。乗組員の健康状態は良好で、打ち上げは無事成功した。人民網が伝えた。
神舟17号は軌道に入ると、午後5時46分に宇宙ステーション「天和」コアモジュールの前方ポートとドッキングし、3モジュール・3宇宙船の複合体を形成した。ドッキング全体にかかった時間は約6.5時間だった。有人宇宙船と宇宙ステーション複合体のドッキング成功後、神舟17号の乗組員が宇宙船帰還モジュールから軌道モジュールに移った。神舟16号の乗組員は「玄関ドア」を開き、遠くから来た神舟17号の乗組員を「天宮」に迎え入れた。
2組の乗組員は今後、宇宙ステーションで軌道上での引き継ぎ業務を行う。その間、宇宙飛行士6人は宇宙ステーションで約4日間共に生活し、予定の各種作業を実施する。