中国石油化工集団(中国石化)新聞弁公室によると、中国初の27万立方メートル液化天然ガス(LNG)タンクが、中国石化青島LNG受入基地で使用を開始した。同タンクは1億6500万平方メートルのガス貯蔵能力を追加し、216万世帯の暖房シーズン5カ月分のガス需要を満たす。科技日報が伝えた。
タンクは直径100.6メートル、高さ55メートルで、タンク内に国産大型旅客機「C919」1機を収容できるほどの広さがあり、超大型LNGタンクに属する。中国石化青島LNG受入基地の第3期タンクプロジェクトの中心プロジェクトで、中国石化天然ガス分公司、工程建設有限公司、第十建設有限公司が共同で開発、建設した。建設チームは27万立方メートル全容式LNGタンクの総合的技術を独自開発し、17件の知的財産権特許技術を採用した。
着工からわずか18カ月でタンクの本体構造を完成させ、27カ月で安全かつ安定的に使用を開始した。施工効率が大きく上がり、中国の超大型LNGタンクの建設に経験と参考を提供している。また、建設中に20余りの中核設備の国産化応用を実現し、調達コストを大幅に削減し、タンクの国産化水準を95%以上に高めた。
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