2023年11月13日-11月17日
トップ  > 科学技術ニュース>  2023年11月13日-11月17日 >  青海省、クリーンエネルギーが発電設備容量の9割超に

青海省、クリーンエネルギーが発電設備容量の9割超に

2023年11月14日

 中国青海省エネルギー局の周武副局長は8日、2023年国家クリーンエネルギー産業高地建設科技需給マッチング会で、「9月末現在、青海省の発電設備容量は20年比20.7%増の4863万キロワット(kW)で、発電設備容量にクリーンエネルギーが占める割合は90.96%で中国トップとなり、発電量にクリーンエネルギーが占める割合は85%だった」と述べた。中国新聞網が伝えた。

 中国の西部地域に位置する青海省はクリーンエネルギー発展の複数の指標で国内をけん引している。

 周氏は「クリーンエネルギー分野の投資は高い成長を維持している。クリーンエネルギー産業はすでに青海省で資源や規模、市場、特色の優位性を持つ基幹産業となっている。この2年で青海省には海南と海西の2カ所の1000万kW級再生可能エネルギー基地が建設され、海南のゴビ拠点、ツァイダム砂漠拠点の9250万kWの新エネルギーも国家計画に組み込まれており、その割合が20%に達している」と述べた。

 マッチング会で発表された「テクノロジーによる国家クリーンエネルギー産業高地建設サポート行動案(2023−30年)」によると、青海省は25年までにクリーンかつ高効率で、低炭素志向の新型電力システムモデルプロジェクトを建設し、送電電力網フレキシブル直流送電重要技術の研究開発・モデル応用を推し進め、大型新エネルギー拠点の再生可能エネルギーの外部送電について新たな方法を模索する。

科学技術 青海省、「海南州モデル」の持続可能な開発を構築
 
※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます