中国福建省寧徳市でこのほど開かれた、2023世界エネルギー貯蔵大会で、中国のエネルギー貯蔵産業が現在、急成長段階に入っていることがわかった。新華社が伝えた。
工業・情報化部(省)の担当者によると、中国のエネルギー貯蔵産業の規模が急速に拡大している。リチウムイオン電池エネルギー貯蔵産業チェーンの生産額は昨年、2000億元(1元=約21円)近くにのぼった。今年上半期に新設されて稼働した新型エネルギー貯蔵設備の容量は863万キロワット(kW)で、これまでの累計設備容量に相当する規模となった。
大会参加者は、新型エネルギー貯蔵の発展は新エネ利用やピークシフト、送電網の安定性向上、エネルギー電力システムの調節能力、総合的効率、安全保障能力の向上に対し、重要なサポート的役割を担うとの見方を示した。