2023年世界インターネット大会烏鎮サミットが8~10日、中国浙江省烏鎮で開催された。サミットの重要な構成要素である、2023年世界インターネット大会「インターネットの光」博覧会も7~10日に開催された。博覧会では、テクノロジーの魅力を満載した没入型インタラクティブ体験展示エリアに注目が集まった。
スマートフォンのバッテリーが切れたり、スマホを忘れたりしても、微信(WeChat)の「微信刷掌支付(WeChat手のひら認証決済)」があれば多くの問題が解決できる。「掌紋+手のひら静脈」認証技術により、消費者が手のひらをかざすだけで、シェアモバイルバッテリーのレンタルや、改札の通過、小売店舗での決済が行えるというものだ。今後、「手のひら認証」の新たな応用シーンがさらに開拓され、消費などがさらに便利になると期待されている。
企業がサイバーセキュリティシステムを構築しなかった場合、セキュリティ面で危険にさらされるかどうかは運試しのようなものだ。システムを構築した場合は、毎日膨大な量のセキュリティアラートが作られることになる。セキュリティ専門家にも限界があり、通常は全体の2%に当たる重要なアラートにしか対処できず、残り98%はやむなく放置され、ここにハッカーの付け入る隙があり、最大のセキュリティホールになる。だが今では、セキュリティロボットがこうした問題を完全に解決してくれるようになった。博覧会の会場に登場した奇安信集団のセキュリティロボットは、1台の効率がセキュリティ専門家60人分以上に相当し、営業利益約2000万元(1元=約21円)を生み出すことができるという。