中国国際貿易促進委員会自動車業界委員会の王侠会長は16日に開かれた広州自動車産業発展大会で、「2023年第1四半期(1~3月)に、中国の自動車輸出台数は107万台となり、初めて日本を抜いて世界一の自動車輸出国になった。1~10月の自動車輸出台数は前年同期比59.7%増の392万2000台で、通年の輸出台数が世界一になることは確実だ」と述べた。
王氏は「世界貿易機関(WTO)に加盟したばかりの2001年、中国の自動車産業チェーンにおける輸出額は15億5900万ドル(1ドル=約148円)しかなく、割合は0.65%しかなかった。だが、今年1~8月には1219億9300万ドルに達し、割合は5.5%に増加した。今や自動車輸出は台数と金額がともに増加傾向にあり、自動車1台当たりの価格も2014年の8万5000元(1元=約21円)から、23年第1~3四半期(1~9月)には13万7000元まで上昇した。輸出先も発展途上国から欧州や北米などの先進地域市場へと徐々に広がりを見せている」と説明した。
王氏はさらに「今年は、自動車メーカー数社と多国籍企業が双方向の技術協力を特徴とした合弁協定に調印し、中国の自動車産業が技術輸出の新たなブルーオーシャンに乗り出した。現在、世界のハイレベル自動運転関連特許のうち中国が全体の50%以上を占め、中国が保有するバッテリー(電池)技術の特許は世界の74%を占め、中国のリチウムイオン電池技術は世界の84%に達している。また、中国の先進運転支援システム(ADAS)を搭載したスマートコネクテッドカーの市場浸透率は42%となり、中国が世界をリードする状況が、ますます顕著になっている」と語った。
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