2023年12月01日-12月08日
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中国、5分野のリサーチフロント活況度指数で世界トップに

2023年12月04日

 中国科学院科学技術戦略諮訊研究院、中国科学院文献情報センター、クラリベイト社が共催する「2023リサーチフロント発表兼シンポジウム」がこのほど、北京で開催された。席上、「2023リサーチフロント」報告と「2023リサーチフロント活況度指数」報告が発表された。科技日報が伝えた。

 これらの報告によると、11の学科・分野の全体的パフォーマンスを総合すると、米国が強い優位性を保ち、過半数のリサーチフロントで首位となった。中国は全体で2位を維持し、約4分の1のリサーチフロントで首位となった。他のトップ5には英国、ドイツ、フランスが入った。

「2023リサーチフロント」はESIデータバンクの1万2922のリサーチフロントを基礎に、2023年に農業科学、植物学・動物学、生態・環境科学、地球科学、臨床医学、生物科学、化学・材料科学、物理学、天文学・天体物理学、数学など、高度に集積する11の学科・分野において比較的活発あるいは急速に発展した110のホットフロントと18の新興フロントを選び示しており、関連学科の発展傾向を比較的客観的に反映している。

「2023リサーチフロント活況度指数」は「2023リサーチフロント」を踏まえた上で、中国や米国、英国、ドイツ、フランス、日本などの国・地域の上述したリサーチフロントにおけるパフォーマンスを評価した。

 11の学科・分野の110のホットフロントと18の新興フロントのうち、米国がトップとなったフロント数は69で、全体の53.91%を占めた。中国がトップのフロント数は31で24.22%を占めた。英国がトップのフロント数は8、ドイツがトップのフロント数は7だった。

 中国科学院科学技術戦略諮訊研究院・科学技術戦略情報研究所学術所長の楊帆研究員は、「中国は5分野のリサーチフロント活況度指数で世界一となった。米国は6分野のリサーチフロント活況度指数で世界一だった。中国は米国と比べ、化学・材料科学分野の優位性が際立ち、生態環境、農業科学、社会科学で新たな先端分野を形成していく。情報科学、物理、数学は競争が激しく、地球科学と生物科学の差が開き、臨床医学、天文学、天体物理学の差が最も大きい」と分析した。

 
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