南極のロス海で建設が進む中国の新しい基地で16日、主要棟の鉄柱の据付作業が完了した。これにより、新基地は本体工事の段階に入った。科技日報が伝えた。
設置された鉄柱は長さ16.5メートルで計6本あり、主要棟の中核構造を構成する。
基地の中心エリアは主にA・B・Cの3エリアに分かれる。設置された鉄骨構造はBエリアのもので、Bエリアの本体構造の設置完了後、AエリアとCエリアの構造と接合する。
ロス海新基地は南極ロス海のイネクスプレシブル島に位置し、中国の5番目の南極観測基地となる。完成後は80人の科学研究者を収容し、大気環境や海洋基礎環境、生物生態などの多層的・学際的な観測と研究を実施する。