中国有人宇宙プロジェクト弁公室は20日、有人宇宙船「神舟17号」の乗組員が初の船外活動を実施すると明らかにした。科技日報が伝えた。
「神舟17号」の乗組員は、10月26日に宇宙ステーション複合体に到着してから、軌道上で54日間任務・生活し、6カ月にわたる宇宙滞在の約3分の1を終えている。この間、「神舟16号」の乗組員との交代、宇宙ステーションプラットフォームのメンテナンス、生活・健康サポート、船外宇宙服点検・テスト、宇宙貨物船「天舟6号」設備の巡回点検、船外活動準備などを実施した。また、ロボットアーム操作の軌道上訓練や緊急救助訓練、医療救護訓練、全系統圧力緊急訓練などの軌道上訓練も実施し、各種宇宙科学実験・試験任務を着実かつ安定的に推進した。
乗組員の健康状態は良好で、宇宙ステーション複合体は安定的に稼働しており、船外活動を実施する条件を備えている。